フライングタイガーの起源が皮肉だった。企業名の由来 20連発
アイロニーに彩られた「Tiger」の起源
言わずと知れたスウェーデン雑貨店「flying tiger」ですが、実はロゴマークには小っちゃく「copenhagen(コペンハーゲン)」が記載されていますね。
もともとこの店名は各国でバラバラだったそうで、オランダでは「flying tiger」、デンマークでは「TIGER」、ノルウェーでは「TGR」などで展開されていたのが2016年から世界的に「flyng tiger copenhagen」に統一されたのだとか。なっげぇ。
これで晴れて正式に「虎が飛んでるコペンハーゲン」に相成ったわけですが(英語ができない)実は事業が始まった当初の店名はZebraだったそう。え、捕食対象!
レナートさんはまず、奥さんと中古の傘を修理して売るという事業を始めました。その当時のお店の名前は Zebra(デンマーク語でシマウマという意味)です。 ある日、義理の妹に店番を任せて夏期休暇でお店を離れていたレナートさん。するとその義理の妹から電話があり「商品の料金がわからないんだけど・・」と聞かれ、レナートさんも品物がいくらなのか覚えていなかったそう笑 そこで、わかりやすいように全ての品物を「en 10’er(ティーア=1つ10クローネ)にしよう!」となり、その発音からお店の名前がTIGER(デンマーク語でティーアと読みます)となって、今に至るそうです。Zebra(シマウマ)がTIGER(タイガー)の親というのが、なんともデンマークらしくてユニークだなぁと思います。
ほえー。必然っぽさは感じない論調ですが、こういうストレートなアイロニーと縁のある成り立ちというのはちょっとしみじみ感じ入ってしまいますね。
筆者も最近flyng tigerで携帯ホルダーを買いました。結局使ってない
さて、せっかくなので、色んな会社名の由来について調べてみました。
企業名の由来一覧というのはWikipediaにも載ってますし、こういうページもあるので上場してるような企業なら実は秒で調べられるんですが、今回は中でも興味深かったものを紹介。
「星」を意味するラテン語の「stella」、ギリシャ語の「aster、」英語の「stellar」によってaspired stars(大志の星)advanced stars(先進の星)を表現している。
意識高ッ
創業者のアドルフ・ダスラーの愛称のアディにダスラーを付け加えたもの。
じゃあほぼニックネームですね
〇イオン
ラテン語で「永遠」「夢のある未来」という意味。ロゴマークの中心に描かれたエターナルリングは『人間性に基づく永遠の世界観と平和の概念、グループとしての一体感を象徴する輪』を表現している。
考えた奴と友達になれない自信がある
〇壱番屋
関西弁の「カレーハウス、ここ、イチバンや」からきている。
安定のIQ3
〇エステー
経営理念にある「社会に対する奉仕(SERVICE)と信頼(TRUST)を信条とし、製品については最高(SUPER TOP)を求める事」より、「S」と「T」の頭文字をとって「エステー」とした。また同社シンボルマークの「ひよこ」は、元気さ、さわやかさ、誠実さ、謙虚さ、そして常に上を向いて歩くという挑戦する姿勢を表している。
ひよこの重荷エグくね?
〇HMVジャパン
His Master’s Voiceの頭文字。主人を亡くした犬が、蓄音機に吹き込まれた主人の声を懐かしく聞き入った事を名前にした。
急に泣かせてくる
〇カルピス
「カル」はカルシウム、「ピス」は仏教で最上の味を表す「サルピス(サンスクリット語)」の造語。
カルとピスの間に学術レベルの差がありすぎるの、ここまでで一番アホだと思う
1876年開設の「開拓使麦酒醸造所」が始まり。1964年に発祥の地名にちなんだ現在名となる。星のマークは北極星で、サッポロシャイニングスターと呼ばれている。
はしゃぐな
〇シャープ
創業商品エバー・レディ・シャープ・ペンシル『常備芯突鉛筆』からきている。つまりシャープとは「尖っている」の意味。
こう身も蓋もない言い方をされると目の付け所がシャープとは言いがたい
小説「白鯨」の航海士の名前スターバックから取っているが由来のひとつである。ロゴマークの中心に書かれているイラストは、ギリシャ神話の『人魚サイレン』である。
とても有名な由来だし、とても好きな由来
〇セコム
セキュリティ(Security)とコミュニケーション(Communication)の2つの言葉を組み合わせている。
すごく接しづらい印象があったのでなんか反省した
〇セメダイン
「セメント」と力の単位を示す「ダイン」の言葉を組み合わせている。もうひとつは、イギリスの接着剤「メンダイン」を日本市場から攻め出そうとする「攻め出せ、メンダイン」という創業者の造語を略したもの。
前半とても綺麗だったが後半で本音が漏れた
〇ソニー
SONY ラテン語で音を意味する「SONUS」(ソヌス)と、小さい、坊やを意味する「SONNY」(サニー)からきている。
つまり子供の泣き声とかはSONYなのである
〇DHC
現在は化粧品・健康食品の通信販売専門の会社だが、元々は委託翻訳業務の会社として創業した。「DHC」とは「大学翻訳センター」(Daigaku Honyaku Center)の頭文字をとった略称である。
えーーーーーーーーーーーーーー!!!!
「ファイン」(fine)と「ケミカル」(chemical)を合わせた造語。または「不安を蹴る」の語呂合わせ。
積極的にファンケルしていきたい
〇不二越
不二は、仏典で「善悪不二、邪正一如」あるいは「迷悟不二」というように、現象としては違うもの、反対に見えるものも、より高い次元に立ってその本質を深く見極めれば、もともと一つのものであることを意味する。越は、北陸の古い呼称「高志」を意味する。
知らん
〇マツダ
創業者名の松田重次郎のMATSUDAと馬車や牛車が発明された古代オリエント文明の叡智の神アフラ・マズダー(Ahura-Mazda)の二つの意味を持っている。
後半ほんとに必要かもっかい考えてみよう
〇ローソン
創業者のj.j.ローソンが経営していた牛乳屋の名称・ローソンによる。
ロゴも牛乳だもんね
〇ワコール
「江州」(現在の滋賀県)に和す」の意味で前身である和江商事が誕生している。その和江を『留める』という意味を込めてワコールとなった。
まさかの「和江留」、漢字表記
いかがでしたでしょうか。「創業者の姓」っていう由来が(タイプニトリと呼ぶことにする)一番がっくし来るんですが、色々興味深いものもありました。
自分の勤める会社の由来がツッコミどころ満載だと、楽しいですね。
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