デラシネのーと

けーごの雑記

ELLEGARDEN×ONE OK ROCK 8/15 ただの感想文

THE BOYS ARE BACK IN TOWN TOUR 2018

 

ELLEGARDEN×ONE OK ROCKTHE BOYS ARE BACK IN TOWN TOUR 2018】 行って参りました。

 

こういうのどこまで書いていいのか程度が分からないんですが、まずは初めて見るワンオクのライブが非常に良かった。引き込むなーどこまで引き込むんだろうと本編前に何やら危うい気分になりました。そりゃ知名度と売れ方を考えればパフォーマンスが伴ってないわきゃないんですが、会場中走り回るタカの姿と、間隙で語られた「エルレがどれだけ彼らのヒーローだったのか、どんな思いでツアーを回ってきたか」という熱い部分はやたらと尾を引いています。

 

その後、ELLEGARDEN登場。最初の曲は『Supernova』。

大学時代の親友から教えてもらって、今では日常の所々にBGMとして存在するようになった身近なバンド。ただし活動中に全く聴いてなかったので、これまで大きな意味ではすれ違ってきたバンドということになるのでしょうが、つまりそんな完璧に「伝説」ということになっていたバンドが、いきなり目の前にドカンと現れました。想像上の生き物が目の前に現れたようなあの興奮は、人生であと何回味わうんだろう。

 

どこが良かったとか、そういうのは、無いです。割と全部が奇跡みたいな時間だったので、ほんとに。

強いて言うなら個人的に、『スターフィッシュ』から『The Autumn Song』への流れ、終わり際に持ってきた『ジターバグ』のタイミング、そして大学時代に一瞬だけバンドみたいなことをやっててドラムを叩いた『Missing』には鳥肌が立ちましたが、思い起こせば鳥肌は立ちっぱなしだった気もします。終わるころには鳥肌のクセがついて素肌で大根おろせるくらいになってました。

 

最終日だったことを差し引いても、ZOZOマリンスタジアムという会場は最高だったように思います。

8月15日は風が穏やかで、気温も湿度も申し分なく快適でした。というか僕は当日まで何故だか屋内の気分でいたので、まだ明るい時間に会場に着いて、夕焼けが38000人の天頂に来ている光景に余計に現実感を奪われました。夜になると三日月が綺麗で、そういえば『月』もやったんですけど、本物の月はどこかに隠れている時間でした。

 

 

すでにTwitterでも話題になった通り、一度会場内に「静かにして」と言ってスタジアムの外にいる人たちにも声を掛けるなど、まぁ改めて、これがこのバンドなんだなぁと背筋の伸びる思いをたくさんした夜でした。

良く知ってるような気になってるだけで、バンドとしては初めましてだったわけで、きちんとELLEGARDENというバンドのファンになった日でもありました。

 

細美さんがとても気軽に「ただいま~」と言ったこと(間違っても僕は古参じゃないので、この言葉の本当の重みは実感できないのですが)、終戦記念日にかこつけて愛と平和を歌うのもミュージシャンの役割だと言って大合唱した『Make A Wish』、ドラムの高橋さんが「ライブ中、意識の10パーセントくらいは(ベースの高田さんを指して)キャプテン翼みたいな髪型だなってことを考えてました」と言ったこと、結局今年の夏一番しっかりと見れたラストの打ち上げ花火にいたるまで、鮮明に焼き付きました。

スタンド席だったんですが、落ち着いて感じ入るように観覧ができたのはそれはそれで非常に良かった。とはいえ間違いなく人生で最も汗をかいたスタンド席だったと思います(暫定)。

悲しいかな、「カメラいっぱいあるけどDVDとかは出ないから(笑)」と明言されてしまいました。出ないんだ…マジか…。つくづく採算度外視ということで、かっこいいけど普通にもっかい見たかった。

 

 

 今後、本格的に活動が再開して、新曲をリリースして何本もツアーを回るのか、それともまた一段落して進退を考えるのか。そこは明言されず、終わってみればどちらもあり得るような気がします。

 

「ひとまずこのライブが終われば酒を飲みまくって、二日酔い三日酔いが覚めたあと、今日という日が何だったのかは、そこでみんなで話し合う」というようなことを言っていました。

願わくば、もちろん願わくば、今後あれを越えるライブに出会いたいと思います。今日はここまで。

 

 

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